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社内で行うおすすめのワークショップとは?ワークショップ成功の鍵を握るポイントについて徹底解説!

近年、ビジネス界にとどまらず、教育や芸術の分野にもワークショップが広がりを見せ、その有用性に注目が集まっています。特にビジネス分野では、ワークショップが参加者の能動的な学びや創造性を促進する重要なツールとして認識されています。これらのセッションは、参加者に深い関与と達成感を提供し、実践的な経験を通じて知識を深める機会を与えます。 そこで、この記事では、社内でワークショップを実施する際の効果的なアプローチ、成功事例、そして実施の際のポイントについて、具体的な情報を提供します。社内のワークショップを検討中の方にとって、有益な洞察とヒントを得ることができるでしょう。

更新日:2024年3月1日

社内で行うおすすめのワークショップ

ワークショップは、参加者が積極的に関わる体験型研修です。そのため、参加者の興味を引ける内容であることが重要となります。社内でワークショップを開催しているものの、新しいアイデアが思いつかない、または社員に興味を持ってもらう内容はどのようなものか…というお悩みを抱いている担当者も多いでしょう。ここでは、社内で行うおすすめのワークショップを紹介します。

おすすめ ワークショップ
  • プレゼンテーション スキルアップ
  • コミュニケーション スキルアップ
  • チームビルディング
  • アイデア発想
  • 問題解決
  • 創造性開発

プレゼンテーションスキルアップワークショップ

プレゼンテーションスキルアップワークショップでは、魅力的なプレゼンテーションの作り方、伝え方、人間的魅力を高める方法などを学びます。

具体的なプログラム内容は以下のとおりです。

  • ・コミュニケーションゲームなどを用いて、わかりやすい伝え方を練習し、説得力のあるプレゼンテーションの構築を考える
  • ・アイコンタクト、ジェスチャー、間の取り方などを学び、人前での伝える際のポイントを理解する
  • ・目的、参加者分析、情報材料収集などを考え、自分・相手・第三者の視点から構成や内容を検討し、わかりやすいプレゼンテーション資料を作成する
  • ・信頼され、話を受け入れてもらえる人になるための方法を探究する
  • ・質問の受け答え、共感、ブリッジングなどの双方向コミュニケーションを通じて、インパクトのある伝え方のスキルを習得する

コミュニケーションスキルアップワークショップ

コミュニケーションスキルアップワークショップは、コミュニケーション能力を向上させるために行われます。参加者はロールプレイやグループディスカッションを通じて、コミュニケーション能力を向上する方法を学びます。このワークショップでは、プレゼンテーションやリーダーシップなど、多岐にわたるコミュニケーションスキルに焦点を当てることが可能です。

チームビルディングワークショップ

チームビルディングワークショップは、チーム力の強化を目的としています。グループ課題を通じて、チームメンバーと協力し合う方法や相互に成長を促す方法を学びます。これにより、信頼関係を築き、チームパフォーマンスの向上が期待できます。活動内容としては、アウトドア活動やパズル、グループ課題などが挙げられます。

アイデア発想ワークショップ

アイデア発想ワークショップでは、固定観念を打破し、新たな発見や自由な発想を促すことを目的としています。参加者は、チームで1つのテーマに基づいたサービスアイデアを練ります。カードやコンセプトボードを活用しながら創出したサービスアイデアを、プレゼンテーションで発表します。

問題解決ワークショップ

問題解決ワークショップは、様々な問題や課題を解決する手法を見つける目的で実施されます。多様な視点を取り入れることで、新しい解決策が発見されることがあります。このワークショップでは、チームワーク、ブレインストーミング、批判的思考などの手法を使い、共通の課題を実践的かつ革新的に解決します。具体的には、参加者が集まり問題を特定し、アイデアを出して評価、解決策を実行する計画を立てる流れで進めます。

創造性開発ワークショップ

創造性開発ワークショップは、創造的な思考を刺激することが目的です。各人の異なる考え方やアイデアを取り入れることで、新しい発見が生まれることがあります。参加者の創造性を引き出すため、このワークショップは、参加者それぞれの個性を活かし創造力が爆発する空間になります。創造的な思考のスピード感を高め、多様性を受け入れられるようなエクササイズをとおし、アイデアを生み出しやすいマインドセットを身につけます。

ワークショップを実際に行った企業の実例

さて、ではどういったテーマやコンテンツを用いれば、それぞれの目的に沿ったワークショップが実施できるでしょうか?

実際に行われている事例をいくつかご紹介します。他社事例の中から、自社に活用/取り入れられる要素を見つけてみましょう。

様々な企業や自治体で取り入れられているワークショップですが、ここでは具体的な企業の実施事例を紹介します。

  • ・ArtScouterワークショップ
  • ・ダイソン問題解決ワークショップ
  • ・小林製薬のSDGsワークショップ

それぞれのワークショップについて詳しく見ていきましょう。

ArtScouterワークショップ

ArtScouterワークショップは、アート作品のレンタル・販売プラットフォームを提供するアートアンドリーズンが提供しているワークショップです。アートに関する対話を通じて社員の内省や相互理解を進め、チームビルディングに役立てることを目的としています。

具体的な内容としては、1つのテーマに合わせてチームで議論しながら1つの作品を選びます。アートが持つ情報と解釈の多様性によって、価値観や立場にとらわれることなく議論が活発になり、本音を引き出しやすくする効果があります。

オンラインで完結できる仕組みとなっているため、企業に取り入れやすいことも特徴の1つです。

ダイソン問題解決ワークショップ

ダイソン問題解決ワークショップは、ジェームズダイソン財団が教育機関向けに提供しているプログラムです。

ダイソンは掃除機などの家電製品で有名なため、耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。具体的な内容としては、ダイソンの掃除機の分解組立をして、パーツの役割や成り立ちを考えます。そのうえで参加者同士で課題解決のポイントを議論しながら問題解決能力を身につけるのです。

「このパーツはどのような役割をしているのか」ということを突き詰めることによって、ビジネスの根本である「ユーザーの課題解決のために商品が存在すること」も学べます。モノに触れながらロジカルシンキングを学べるワークショップとして、中学校を中心に人気を集めています。

小林製薬のSDGsワークショップ

小林製薬は、社員のサステナビリティに対する意識と理解を深めることを目的として社内で「サステナビリティMeetUp!」ワークショップを開催しています。この取り組みにより、従業員2,275名がオンラインで参加し、環境、社会、企業統治(ESG)に関連する様々な社会課題について学んでいます。このワークショップを通して、SDGsの理解を深めるだけではなく、会社全体のESG経営推進に貢献することを目指しています。

ワークショップを成功させる6つのポイント

  • 目的とゴールを
    明確にする
  • 参加者の知識レベルを
    把握する
  • 参加者が主体的に
    取り組めるように
  • アイスブレイクを
    取り入れる
  • 進行役のファシリテーターを
    配置する
  • フィードバックや
    フォローアップを行なう

進行役のファシリテーター役を配置する

ファシリテーターはワークショップの成功においてキーとなる役割であるため、少し補足をします。ファシリテーターは経験豊かな人材が適切で、経験が乏しいファシリテーターでは、意見の整理や全員の意見を聞き出すことが困難になる可能性があります。ファシリテーター選びの際は、以下のポイントに注意しましょう。

  • ・状況を把握し、場の雰囲気を読む能力
  • ・スムーズな進行を実現するスキル
  • ・意見を整理し、まとめる経験
  • ・周囲の状況を観察する力
  • ・ワークショップのテーマに関する知識
  • ・問題解決能力
  • ・参加者に対する適切な介入と自由度のバランス感覚


ワークショップを行う際の注意点

ワークショップを開催する際には、以下の3点に注意して進めましょう。

  • ・ワークショップの開催をゴールにしない
  • ・当日のスケジュールは細かく決めておく
  • ・テーマに合わせて適した環境を用意する

それぞれの注意点について、以下で詳しく解説します。

ワークショップの開催をゴールにしない

ワークショップはゴール達成のための手段です。そのため、単にワークショップを開催するだけではなく、開催後にどのように業務に活かすかが重要になります。最終的なゴールを設定し、主催者全員と共有しておくことが肝心です。ワークショップの準備中は開催そのものが目的になりがちですが、常に開催目的を明確にし、意識することが大切です。

当日のスケジュールは細かく決めておく

ワークショップ当日のスケジュールは詳細に計画しましょう。大まかなスケジュールだと、ワークショップ中に時間が余ったり不足したりする可能性があります。体験型の研修であるため、参加者が作業に没頭し、予定より時間を要することが多いです。目的達成が難しくなるのを避けるため、時間配分を細かく計画しましょう。また、実際にスケジュール通りに進行しないことや、予期せぬ遅れに備えて余裕を持った計画を立てることも大切です。

テーマに合わせて適した環境を用意する

ワークショップのテーマや参加人数に応じて、適切な環境を整えましょう。例えば、ビジネス系のワークショップでは、プレゼンテーションツールに必要な機材やホワイトボードの準備が必要です。また、参加者に応じた適切な広さの部屋を選び、居心地の良い環境を提供することが重要です。部屋が広すぎると参加者が落ち着かない一方、狭すぎると圧迫感を感じる可能性があります。自社で適切な環境を用意できない場合は、貸し会議室やレンタルスペースの利用も検討しましょう。会場によっては、プレゼンテーションツールやホワイトボードなどの設備を無料または有料で利用できるので、事前に確認しておくことがおすすめです。

目的に合わせたワークショップを開催しよう

ワークショップには様々な種類があり、得られる効果も異なるため、目的に合わせたワークショップを開催することが重要です。また、ワークショップを成功させるためには、目的とゴールの明確化が不可欠です。開催後は、次回の改善に向けてフィードバックやフォローアップを行いましょう。ワークショップは体験を通じて深い思考や創造性を促す効果があるため、参加者の教育や知識の共有に非常に有効です。ぜひ、開催を検討してみてください。

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