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リーダーシップ研修を最新の事例を踏まえて、目的や種類を徹底解説!

皆さんは、これからのリーダーに何を求めますか?変化の激しい現代社会において、私たち自身がそのリーダーとして成長するためには、どのようなスキルを磨くべきでしょうか。想像してみてください。あなたが憧れるリーダーの姿はどんなものでしょうか。自分自身の未来の姿を見るように、身近な感覚で考えてみましょう。 企業において、役職者はただ上位の地位にあるだけではありません。彼らはチームを牽引し、組織の成長を導く重要なキーパーソンです。現代のビジネス環境は日々変化し、役職者に求められる判断はますます重大になっています。こうした背景から、役職者の育成は企業の未来を左右するカギを握っているのです。 役職者研修は、管理職や役職候補者を対象に、リーダーシップやマネジメントスキルを向上させるための研修です。これは、単に知識を学ぶだけでなく、自らが将来のリーダーとしてどのように成長していくかを考える契機となります。 この記事では、役職者研修の基本から応用までを詳しくご紹介します。さらに、最近実施された具体的な研修例も取り上げますので、これからのリーダーシップの形を模索している皆さんにとって、有益な情報となるでしょう。もしあなたが役職者研修を検討しているなら、ぜひこの機会に新たな視点を得てみてください。

更新日:2024年03月01日


役職者研修の種類

役職者研修は、大きく分けると以下の4種類が挙げられます。

  • ・新任管理職研修
  • ・チームビルディング研修
  • ・管理職研修
  • ・上級管理職研修
新任管理職研修

目的:
・期待されている事柄や役割の理解
・新しいポジションへの不安の軽減
・業務効率の向上
・部下の育成速度の加速


注意点:
管理職に就任してから2ヶ月以内に
実施することによって、 本人の方向性も
定まりやすくなるたため、会社ごとの
昇進のタイミングでスケジューリングしましょう。

チームビルディング研修

目的:
・業務生産性の向上
・企業ビジョンの共有
・コミュニケーションの促進


注意点:
チームワークの形成ではなく
組織形成のための研修であるため
中長期的にどのような組織にしていくべきか
部下とのコミュニケーションの取り方などを
中心にプログラク化しましょう。

管理職研修

目的:
・マネジメントスキルの習得
・管理職の役割に対する理解の深化
・信頼関係の構築、部下の育成と指導力の向上
・周囲を巻き込む
コミュニケーション能力の育成 ・リーダーとしての自覚と自己特性の理解

注意点:
組織、業務、人材管理、予算管理など 横断的な研修が必要になります。 個々のインプットを深掘りするよりも、 視座を上げ、全体的な管理をしていくための研修に重きをおきましょう。

上級管理職研修

目的:
・経営資源を活用し、
結果に責任を持つ 経営代行者・部門経営者としての役割
・5年後、10年後の組織を支える
経営戦略の立案と推進
・成果を上げるための人材育成と組織作り

注意点:
研修者は部長クラス以上、または専門の 外部講師をアサインし、 より経営戦略に 特化した研修を行なうと良いでしょう。 リスク管理や新規事業立ち上げの際の 経営数字の理解、組織全体のマネジメント 方法を身につけるプログラムがおすすめです。

役職者研修の目的

役職者研修の目的は、役職者に必要なスキルを習得させ、企業の業務をスムーズに進行できるよう体制を整えることです。具体的には以下の8つが挙げられます。

役職者研修で目的にすべきこと8選!
  • マネジメントの基本を理解する
  • 部下育成のスキルを習得する
  • リーダーシップを習得する
  • コミュニケーションスキルを向上させる
  • 課題解決能力を習得する
  • リスクマネジメント能力を習得する
  • 自律力を身につける
  • 自己研鑽の習慣を身につける

実際に行われた役職者研修の実例を紹介

企業の成長において必要不可欠といっても過言ではない役職者研修ですが、実際にどのように行われているのでしょうか。近年は、少子高齢化による労働力不足や働き方の多様化などといった背景から、DXやダイバーシティに関連する研修が高い注目を集めています。

ここでは、株式会社富士通ラーニングメディア提供のDX研修とJMAM提供のダイバーシティ研修を例に挙げ、ご紹介します。

富士通のDX研修

近年、少子高齢化による人手不足や働き方の多様化が進む中、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する企業が増えています。しかし、DXを担う人材不足により、DX推進に苦戦する企業も多いです。これを解決するため、株式会社富士通ラーニングメディアは「DX人材の育成をご支援するコース」を提供しています。

DXの推進には、様々なスキルを持つ人材が必要です。株式会社富士通ラーニングメディアのDX研修は、情報処理推進機構(IPA)が定義する5つの人材類型に基づいています。これらは以下のとおりです。

人材類型
定義
ビジネスアーキテクト
ビジネスや業務変革をリードし、目的の設定・実現する人材。
デザイナー
製品・サービスの方針やデザインを担当する人材。
データサイエンティスト
データ活用による業務変革や新規ビジネスを設計・実現する人材。
ソフトウェアエンジニア
デジタル技術を使ったシステムやソフトウェアの設計・運用を担う人材。
サイバーセキュリティ
サイバーセキュリティリスクの影響を抑制する対策を担う人材。

これらの人材類型が示すとおり、DXを成功させるには、多様なスキルと専門知識が欠かせません。各人材類型はDX推進において独自の役割を果たし、互いに補完しつつ全体の目標達成に寄与します。例えば、ビジネスアーキテクトは目標を明確に設定し、デザイナーやデータサイエンティストはその目標に沿った製品やサービスの開発に取り組みます。一方で、ソフトウェアエンジニアは技術的な実装を担当し、サイバーセキュリティ専門家は安全性を保障します。

DXを成功に導くためには、これら多様な人材を適切に育成し、効果的に組み合わせることが重要です。株式会社富士通ラーニングメディアのDX人材育成支援コースは、こうした専門分野にわたる人材の育成に特化していることで、企業のDX推進をサポートしています。このような包括的なアプローチにより、企業は変化するビジネス環境に柔軟に適応し、持続可能な成長を実現することが可能になるのです。

JMAMのダイバーシティ研修

JMAM(株式会社日本能率協会マネジメントセンター)のダイバーシティ研修では、ダイバーシティの推進を深く理解し、多様性を活かした職場環境の構築について学びます。さらに、自身のスキルをどのように活かすか、そして周囲の個性とどう調和させていくかについても学習することができます。

提供されるコースの一覧は以下のとおりです。

このように、JMAMのダイバーシティ研修は、多様な人材を受け入れ、活用するためのプログラムを提供しています。

研修(コース)
定義
多様性マネジメント研修
多様性を取り入れた組織マネジメントを実践する
多様化する部下に対応するマネジメントコース
柔軟な思考と指導スキルを獲得する
マネジメント・ダイアローグ研修
多様性を活かしチャレンジ精神あふれるチームを形成する
コミュニケーションを良くする3つのスキルコース
あらゆる相手に対応できるコミュニケーション能力を身につける
キャリア開発プログラム(女性活躍推進)
女性社員の働く価値観や意欲を高める
マネジメントスタイル探索プログラム (女性活躍推進)
自己の成長ストーリーを通じて"自分らしい管理者"を目指す
組織の中で活躍するシニア研修
シニアとしての期待される役割を再確認する

最近実施された役職者研修の実例を紹介

近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)やダイバーシティなどが高い注目を集めている他、新型コロナウイルス感染症の収束に伴い、対面でのコミュニケーションが再び重視され始めています。

これらの最新トレンドに対応し、今後身につけるべきスキルを磨くためには、次の3つの研修が特におすすめです。

  • ・DX(デジタルトランスフォーメーション)研修
  • ・ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)研修
  • ・デジタル時代のリーダーシップを学ぶ研修
  • ・宿泊型研修

DX(デジタルトランスフォーメーション)研修

DX研修では、デジタル技術を取り入れたビジネスモデルや業務プロセス、デジタルマーケティングの学習が行われます。この研修は、DXの推進に関わるだけでなく、データとデジタル技術を使って企業経営を革新するための基礎を築くのに効果的です。DXを推進するための総合的な能力を育成するために、以下の内容を盛り込んだ研修にすると良いでしょう。

  • ・デジタルスキルの基礎から応用までの幅広い知識をカバーし、データ分析、クラウドサービス、AI技術の理解
  • ・実務に即したケーススタディやハンズオンワークショップを通じて実践的なスキル
  • ・変革をリードするリーダーシップやマネジメントスキルの養成

ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)研修

労働人口の減少や働き方の多様化、グローバル化を背景に、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進が重要視されています。「ダイバーシティ」とは、多様性を意味し、「インクルージョン」は受容を表しています。企業におけるダイバーシティは、性別、年齢、国籍、経歴、働き方など多様な人材を積極的に取り入れ、新たな価値を創り出す成長戦略です。D&I研修は、グローバル化対応や採用競争力強化のためにも必要です。特に、マネジメント層の積極的な関与が重要で、役職者向けの研修として欠かせないものです。D&I研修を通じて、多様な人とのコミュニケーションスキルを身につけることができます。

デジタル時代のリーダーシップを学ぶ研修

デジタル時代のリーダーシップ研修は、新しいリーダーを育成するためのプログラムです。IT化の進展、働き方改革、リモートワークの普及などにより、ビジネス環境は急速に変化しています。この研修は、デジタル化に適応し、業務を円滑に進めるスキル、チームをまとめるスキル、アナログからデジタルへの移行スキルを学ぶことを目的としています。

宿泊型研修

新型コロナウイルス感染症の収束を迎え、直接的なコミュニケーションの価値が再び注目されています。この流れの中で、特に役職者や管理職を対象とした宿泊型研修が重要性を増しています。オンライン研修が広く利用される現代において、対面での研修が提供する団結力と深いつながりの構築が見直されています。宿泊型研修では、参加者が長時間密接に交流することで、知識やスキルの向上だけでなく、個々人の経験や知見を深く共有する機会を得られます。この種の研修は、社内研修よりも高い費用と時間を要しますが、役職者や管理職にとってのその価値と意義は計り知れません。役職者研修として、宿泊型のプログラムを積極的に検討することは、組織全体のコミュニケーションの質を高め、結束力を強化する上で非常に有意義です。

目的や役職レベルに合わせて役職者研修を行うことが大切

近年、働き方の多様化やテレワークの普及に伴い、役職者に求められる役割は日々多岐にわたっています。役職者研修の種類により習得できるスキルは異なりますので、どのような役職者を目指すか、またはどのようなスキルを身につけることが望まれるかという目的を明確にして研修を選ぶことが重要です。さらに、DX研修やダイバーシティ&インクルージョン研修のような、現代の注目を集める研修を取り入れることで、企業の成長を促進することが可能です。これまでの研修のあり方を見直してみてはいかがでしょうか。

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